2024年06月01日
星空案内
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6月は一年の中でも日が沈むのが遅く、20時になってもまだ空が薄明るいような時期です。ようやく空が暗くなったころ、頭上に見えているのは春の星座たち。明るい星は多くはありませんが、いくつかの1等星や目立つ星並びが目印となります。
★北斗七星を見つけよう
春の夜空でまず見つけたいのは、北の空にある北斗七星。下の図のような、7つの星でできる星並びを見つけましょう。神社にある水を汲む「ひしゃく」や、小さなお鍋を想像すると見つけやすいです。.png)
▲北斗七星の星並び
★真北の目印
北斗七星を見つけたら、真北の目印となる北極星を探しましょう。北斗七星のひしゃくの水を汲む側の2つの星を結んで5つ分のばし、やや目立つ星を見つけることができれば、それが北極星です。北極星は地球の自転軸のほぼ延長線上にあるため、時間が経って地球が回っても、見える位置が変わらず真北の同じ高さにあります。そして、その北極星を中心に、北の空の星は時間とともに反時計回りに動いていくように見えます。.png)
▲北極星の見つけ方
★星で時刻がわかる?
北斗七星と北極星を使うことで、大体の時刻を知ることができます。上の図は、6月中旬の22時ごろの北の空です。北斗七星を含め、北極星の周りの星はおおよそ24時間で北極星を一周します。一周が360°ですから、1時間で15°です。30°移動するのに2時間かかる計算ですね。22時ごろの北斗七星の位置と比べて30°くらい動いていれば、2時間後の0時だということがわかります。星の動いた分で時刻を知ることができるので、これを「星時計」と呼んでいます。現代を生きる私たちにはあまり必要ないかもしれませんが、世界中にあるどんな大時計よりも大きな時計が、夜空を見上げればそこにあるのです。
💭ちなミニ…
星は正確には1日で360°よりほんの少し多く進むので、1年を通して同じ時刻に北斗七星を観察していると、これもまた北極星の周りをぐるりと一周していきます。1年で一周(360°)ですから、30°移動するのに1か月かかります。1日やら1年やら少しややこしいですが、簡単に言えば「約2時間分の位置の変化=1か月分の位置の変化」ということ。もし1か月後の7月中旬に上の図と同じ星の様子が見たければ、22時の2時間前、20時ごろに見ればよいわけです。
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北斗七星・北極星と北の空の星
★北斗七星を見つけよう
春の夜空でまず見つけたいのは、北の空にある北斗七星。下の図のような、7つの星でできる星並びを見つけましょう。神社にある水を汲む「ひしゃく」や、小さなお鍋を想像すると見つけやすいです。
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▲北斗七星の星並び
★真北の目印
北斗七星を見つけたら、真北の目印となる北極星を探しましょう。北斗七星のひしゃくの水を汲む側の2つの星を結んで5つ分のばし、やや目立つ星を見つけることができれば、それが北極星です。北極星は地球の自転軸のほぼ延長線上にあるため、時間が経って地球が回っても、見える位置が変わらず真北の同じ高さにあります。そして、その北極星を中心に、北の空の星は時間とともに反時計回りに動いていくように見えます。
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▲北極星の見つけ方
★星で時刻がわかる?
北斗七星と北極星を使うことで、大体の時刻を知ることができます。上の図は、6月中旬の22時ごろの北の空です。北斗七星を含め、北極星の周りの星はおおよそ24時間で北極星を一周します。一周が360°ですから、1時間で15°です。30°移動するのに2時間かかる計算ですね。22時ごろの北斗七星の位置と比べて30°くらい動いていれば、2時間後の0時だということがわかります。星の動いた分で時刻を知ることができるので、これを「星時計」と呼んでいます。現代を生きる私たちにはあまり必要ないかもしれませんが、世界中にあるどんな大時計よりも大きな時計が、夜空を見上げればそこにあるのです。
💭ちなミニ…
星は正確には1日で360°よりほんの少し多く進むので、1年を通して同じ時刻に北斗七星を観察していると、これもまた北極星の周りをぐるりと一周していきます。1年で一周(360°)ですから、30°移動するのに1か月かかります。1日やら1年やら少しややこしいですが、簡単に言えば「約2時間分の位置の変化=1か月分の位置の変化」ということ。もし1か月後の7月中旬に上の図と同じ星の様子が見たければ、22時の2時間前、20時ごろに見ればよいわけです。
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北斗七星・北極星と北の空の星