2024年05月19日
天文現象の記録
★オーロラ、写りました
5月11日夜〜12日明け方にかけて、福井県内で「低緯度オーロラ」が観測され、その様子をスタッフが写真に収めました。普段は緯度60度〜70度程度の高緯度地域でよく観測されるオーロラですが、今回は福井(緯度36度)のほか日本国内のいたるところでオーロラが観測された模様です。
※「低緯度オーロラ」とは、通常より低い緯度で見られるオーロラのことです。
2024/5/12 0:00ごろ 福井県坂井市安島(雄島付近)で撮影した低緯度オーロラ
★なぜ福井でオーロラが?
今回、福井県内でもオーロラが観測されたのには、連日の活発な太陽活動が関係しています。そもそもオーロラは、太陽からやってきた電気を持つ粒子(電子や陽子)が、地球の大気中の粒子とぶつかって赤や緑、白などに発光する現象です。
ここ数週間は、太陽表面で「太陽フレア」と呼ばれる大規模な爆発が連続して起きていました。この爆発により、太陽からいつもより多くの粒子が地球にやってきて(太陽風)、世界・国内各地で活発なオーロラが観測されました。これにより普段は高緯度地域でしかみられないオーロラが、よりはっきりと、空高く、広い地域に広がり、福井県内でも観測されたようです。
★どのくらい珍しい?
1770年に、福井県を含め日本の各地でオーロラが観測されていたという記録が残っています。その他、数十年に一度程度は国内でもオーロラが観測されていたようですが、頻繁にみられる現象でないことは確かです。
💭撮影したスタッフの声
5月11日の夜、X(Twitter)で「能登や兵庫県でオーロラが撮影された」という情報を目にして、『もしかしたら福井でも…』と思い大急ぎで北の空が開けている東尋坊の近くまで向かいました。
肉眼ではほとんどわかりませんでしたが、カメラを向けて撮影してみると明らかに地平線近くが赤っぽく写っていることがわかりました。二度とないかもしれない経験で、うれしく思います。
雄島橋に沿って見える低緯度オーロラ
5月11日夜〜12日明け方にかけて、福井県内で「低緯度オーロラ」が観測され、その様子をスタッフが写真に収めました。普段は緯度60度〜70度程度の高緯度地域でよく観測されるオーロラですが、今回は福井(緯度36度)のほか日本国内のいたるところでオーロラが観測された模様です。
※「低緯度オーロラ」とは、通常より低い緯度で見られるオーロラのことです。
2024/5/12 0:00ごろ 福井県坂井市安島(雄島付近)で撮影した低緯度オーロラ
★なぜ福井でオーロラが?
今回、福井県内でもオーロラが観測されたのには、連日の活発な太陽活動が関係しています。そもそもオーロラは、太陽からやってきた電気を持つ粒子(電子や陽子)が、地球の大気中の粒子とぶつかって赤や緑、白などに発光する現象です。
ここ数週間は、太陽表面で「太陽フレア」と呼ばれる大規模な爆発が連続して起きていました。この爆発により、太陽からいつもより多くの粒子が地球にやってきて(太陽風)、世界・国内各地で活発なオーロラが観測されました。これにより普段は高緯度地域でしかみられないオーロラが、よりはっきりと、空高く、広い地域に広がり、福井県内でも観測されたようです。
★どのくらい珍しい?
1770年に、福井県を含め日本の各地でオーロラが観測されていたという記録が残っています。その他、数十年に一度程度は国内でもオーロラが観測されていたようですが、頻繁にみられる現象でないことは確かです。
💭撮影したスタッフの声
5月11日の夜、X(Twitter)で「能登や兵庫県でオーロラが撮影された」という情報を目にして、『もしかしたら福井でも…』と思い大急ぎで北の空が開けている東尋坊の近くまで向かいました。
肉眼ではほとんどわかりませんでしたが、カメラを向けて撮影してみると明らかに地平線近くが赤っぽく写っていることがわかりました。二度とないかもしれない経験で、うれしく思います。
雄島橋に沿って見える低緯度オーロラ