2024年09月13日
天文現象
★今年の中秋の名月は?
旧暦の8月15日の夜に見える月を「中秋の名月」と呼んでいます。
現在の暦では、今年は9月17日(火)の夜に中秋の名月を見ることができます。18時頃には東の空に月が昇ってきていますから、お団子やお茶を用意してのんびり眺めてみるのもよいでしょう。
★お月見の文化
中秋の名月を眺めるお月見の行事は、もともと中国で行われていた旧暦の8月15日に月を眺める「中秋節」という風習が由来といわれています。この風習が平安時代に日本に伝わり、主に貴族の間で広まっていきました。江戸時代には一般庶民にも習慣が広がり、その年の収穫に感謝し翌年の豊作を祈る行事として取り入れられていく中で、こんな古歌もうまれました。
詩に登場する「月」には、暦としての月と、天体としての月があり、
「毎月のように月を眺める月はあるけれど、月を見る月はやっぱりこの月の月だね」といった意味です。古歌としてうたわれるほど、秋の澄んだ空気に輝く中秋の名月は美しいものだったのですね。
ではなぜこの詩が(旧暦の)“8月”のことを詠んでいるものだとわかるのでしょう…?
ヒント:詩の中に「月」は何回出てきましたか? 古歌の「遊び心」ですね。
旧暦の8月15日の夜に見える月を「中秋の名月」と呼んでいます。
現在の暦では、今年は9月17日(火)の夜に中秋の名月を見ることができます。18時頃には東の空に月が昇ってきていますから、お団子やお茶を用意してのんびり眺めてみるのもよいでしょう。
中秋の名月を眺めるお月見の行事は、もともと中国で行われていた旧暦の8月15日に月を眺める「中秋節」という風習が由来といわれています。この風習が平安時代に日本に伝わり、主に貴族の間で広まっていきました。江戸時代には一般庶民にも習慣が広がり、その年の収穫に感謝し翌年の豊作を祈る行事として取り入れられていく中で、こんな古歌もうまれました。
月々に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月 -詠み人知らず
詩に登場する「月」には、暦としての月と、天体としての月があり、
「毎月のように月を眺める月はあるけれど、月を見る月はやっぱりこの月の月だね」といった意味です。古歌としてうたわれるほど、秋の澄んだ空気に輝く中秋の名月は美しいものだったのですね。
ではなぜこの詩が(旧暦の)“8月”のことを詠んでいるものだとわかるのでしょう…?
月月に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月
ヒント:詩の中に「月」は何回出てきましたか? 古歌の「遊び心」ですね。
▲2023年の中秋の名月